ある日の授業で、「のに」と「ので」を勉強しました。前の文が同じでも、「のに」で続ける文と、「ので」で続ける文では意味が変わってくるので、一つの文につなげて、後ろの文を作る練習をしました。
‥‥じゃ、次は、
「あの人は日本語がとても上手だ」 これに続けて「のに」の文と「ので」の文を考えてみましょう。いくつかの文がでたあと、ある学生が言いました。
A「あの人は日本語がとても上手なので、うらやましいです。」
(うん、まあ、いいですね。)
B「うらやましいは、なんですか。」
A「emvy」
B「だめ、だめ。 その文はだめです。」
A「どうしてですか。」
B「emvy は悪い気持ちになったときに言います。 だから、だめです。
あの人は日本語がとてもじょうずなので、友達になりたいです。そして、
日本語を教えてもらいましょう。 この文がいいです。」
私は、この二人の学生のやりとりを聞いて、なるほど、と思いました。この二人の学生の国籍は異なっていて、異なる文化圏で育ってきました。作る文にも、育ってきた文化の影響がでるのだなあ、と感じました。個人的には、Bさんの育ってきた文化圏のメンタリティを見習いたいものだ、と思いました。
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