三味線勉強会

名取会で三味線勉強会が開かれました。今回は、撥について、いろいろ教えていただきました。津軽三味線を弾くには必要不可欠な撥、この撥にもいろいろな技術がおりこまれていることに改めて感服しました。


また、三味線の音の響きは、三味線の太鼓部分はもちろん、竿の部分が大切である、ということは前回の勉強会で学習したり、実際に自分が新たに三味線を買う際にも教えていただいたんですが、この度はそれに加えて、糸巻き、撥、駒、糸、も絡んでいることがわかりました。(って、今更こんなことがわかるなんて、、、遅すぎという気がして、恥ずかしい限りですが。。。)


駒を変えるだけで、糸をはりかえるだけで、撥の質がちょっと違うだけで、糸巻きの材質が違うだけで、音は微妙な変化をするようです。演奏者は、(その撥の得意な音を引き出すように)曲に合わせて撥を変えたほうがいいそうです。また、撥自体を長持ちさせるためにも、両側を均等に使ったほうがいい、また、複数をもって交互に使ったほうがいいそうです。(これは、毎日同じ靴を履いていると靴が早くダメになるのと同じ考えだそうです)


撥先がちょっと削れるだけでも音は変わってくるので、演奏や練習が終わったら、ツヤ出しなどで、ケアしておくことも必要だそうです。あ、それから、撥をしまうときに撥先をカバーするサックをしますが、そのときにも、薄手のフィルムで撥先をカバーするといいそうです。


ちょっとしたヒント、ものすごい技術など、本当にいろいろなことを教わりました。まだまだ、しらないことばかりです。これからも勉強の日々です。