昇伝試験

先日澤田流津軽三味線の昇伝試験が行われました。試験は、「初伝」と「中伝」と「奥伝」があって、だんだん上級になっていきます。それぞれの試験で演奏する曲は、だいたい決まっているのですが、それぞれのお教室で選んでもよいようです。私たちのお教室では、中伝が「鯵ヶ沢甚句」、奥伝が「津軽じょんから節新節」と決まっています。

 

会場いっぱいに集まった生徒さんたちは、緊張して練習をしていました。一応先輩の私は、みなさんの糸の調弦を手伝ったり、リラックスするようにお話しをしたりしていました。じりじりと予定時刻が近づきます。みなさん練習に熱が入っています。家元が来て試験が始まります。試験が始まると、生徒さんたちは、次々に指定のたたみの部屋に呼ばれて曲を披露していきます。

 

「試験が始まるまでは時間がたつのが遅かったけど、試験が始まってからはあっという間だった」とは1人の生徒さんの感想です。緊張したけど、止まらずに、最後まで弾けてよかったですね。

 

試験が終わって、ホッとしたのか、帰りの電車の中で、何か寒気がします。もしかしてやばいかも。。。。家に帰ってすぐにベッドに入り、熱を測ったら、なんと、39度ありました(涙)。風邪だぁ。それからは動けません。なんと、月曜になっても熱が下がらず、仕事をお休みせざるをえませんでした。こんなこと今までなかったので、自分にびっくりです。

 

その後、熱は下がって仕事にも復帰できたのですが、咳がとまらず、声が出ない状態が続き、授業になりません。かすれた声で授業をしていると、学生からは「先生お大事にね」と声をかけられる始末。申し訳ない。不徳の致すところ。深く反省し、早くもとの生活ができるよう、休む時は休んで早くなおしたいと思います。