新しい発見

初級クラスで毎学期チャレンジする課題があります。「◯◯は日本語でなんですか」という文章を作って、実際に日本人に聞く、というものです。日本語を学習し始めてまだ3ヶ月の学習者にとってはかなりハードルが高いものです。

 

先日、この活動をする時間の担当になりました。(チームティーチングなので毎学期担当するとは限らないのです)真面目にこつこつ頑張って優秀な学生もいるし、最近心が折れ気味で宿題も出さなくなってきた学生もいます。クラス活動に積極的に参加する学生もいるし、眠そうにしている学生もいるクラスです。さてさて、彼らはどのような反応を示すのか。

 

ちょっと心配でしたが、、、、意外な結果が待っていました。なんと、いつもクラスの中ではおとなしくて全くめだたない、理解もちょっと遅い学生が、「やるやる!」と率先して頑張って見知らぬ日本人に声をかけているではありませんか。「え〜!どうしたの〜?」っていう感じで見守っていると、自分のノートを見せながら上手い会話をすすめています。すごいです!びっくりです。こんな力があったとは。

 

でも意外といってはいけなかったのかもしれません。こんな授業なら楽しくやれるのに、、いつもは、狭い部屋の中で難しい文法の話や漢字を勉強させられて、つまらなかったのかもしれません。でも、私としては、いつもと違う学習者の一面が見られて、とても収穫のあった時間でした。

 

来週からのクラスも、楽しい活動ができるよう頑張ります。