他の流派の方とのお稽古

 ひょんなご縁で、他の流派の方とお稽古をする機会を得ました。他の流派の方ということは、同じ題名の曲でも、演奏するメロディだったり曲の長さが若干ちがったりします。それから、楽譜の書き方も全く違います。上の写真は同じ題名の曲のそれぞれの流派の楽譜なのですが、書き方が全く違います。びっくりです。

 

 長い曲だと、前弾き部分が全然違うので、全く合わせられないことがわかりました。しかし、唄が入っている民謡曲だと、手は違っても長さが同じなので合わせられるかも、ということがわかりました。試しにお互いの流派の手で弾いてみると、長さが同じで、メロディがちょっとだけ違っているので、ユニゾンの合奏とちがって「替え手」が入っているようで重厚な合奏になる感じがして楽しくなりました。

 

 「新節」とか「あいや」とか「よされ」などの大物の合奏をするには、共通の楽譜をこしらえる必要があると感じました。将来への課題としたいと思いました。今回は、「りんご」「十三砂」「黒石よされ」など、どちらかがちょこっとの変更ですむもので合わせることができました。演奏しているとき、自分の音をききつつ、相手の音も聞こえて、とてもワクワク楽しかったです。

 

次への課題も見えて、楽しくなりました。また、ご一緒させてください。